カフェイン過敏症

カフェイン過敏症 症状が出たときの対処法

カフェイン過敏症のつらい症状が出た時、どのように対処をすればよいのかについてまとめてみました。

この記事では効果的な対処方法(私もその対処法でかなり救われた)を紹介しますが、第一前提としてこの対処方法は、

カフェイン過敏症の方がそうでない体質の方が一般的に摂取する量のカフェインを摂取してしまい、

体が過敏に反応したときに出たカフェイン過敏症の症状に対するものだとご理解ください。

後述しますが、カフェイン過敏症の症状とカフェイン中毒の症状は基本的に同じです。

ただ、症状の程度がそこまでひどくないのがカフェイン過敏症の症状であると、この記事では定義しています。

「大きな事故になることはないが、カフェインを摂取して症状が出てしんどい」程度の場合を『カフェイン過敏症の症状』と捉えてください。

なお、【カフェイン過敏症の対象法だけを知りたい!】という方は目次で該当ページに移動してください。

 

カフェイン過敏症の症状について

まずカフェイン過敏症の症状についてまとめると。

身体症状

動悸がする、心臓がバクバクする
息苦しい、喉が詰まった感じ
吐き気
めまい、
目が痛い
手や脚が震える
手や体に力が入って力む
歯を食いしばる
頭痛

精神症状

漠然とした不安感が出る
そわそわして落ち着かない
緊張感がある
イライラする
焦燥感が出る
冷や汗が出る
血の気が引く感じ

これらの症状はカフェインを大量に摂取したときに出る症状に似ており、カフェイン中毒の症状と基本的に同じです。

ただ、カフェイン中毒の症状は目の前が真っ暗になったり手足がしびれたりと、かなり強い症状が出ることが多いです。

カフェイン過敏症とカフェイン中毒の違い

「じゃあ、カフェイン中毒とカフェイン過敏症は何が違うの?」と疑問に思われた方も多いハズ。

この違いは、カフェイン中毒の定義を理解していただければ納得いただけると思います。

カフェイン中毒とは

体質によって異なりますが、短時間に大量のカフェインを摂取した場合に起こる中毒症状を言う。

ある研究によると1,000mg(1g)以上の摂取で中毒症状が出て、5,000mg(5g)以上が致死量という結果を公表している。

これがカフェイン中毒の定義です。

「体質によって異なる」とありますが、カフェイン中毒が出る摂取量は200mg~1,000mgと言われています。

カフェイン過敏症の方はさらにこれよりも低くて、200mg以下のカフェイン摂取量でも中毒症状があらわれます。

私も缶コーヒー1/4程度で症状が現れたことがあります。

カフェイン過敏症で死亡することは?

ここで気になるのが「カフェイン過敏症の症状が出て死亡するリスクはあるのか?」という点です。

結論から言うと、そのリスクは極めて低いです。

カフェイン過敏症とは、カフェインに過敏に反応する体質(カフェイン感受性が高い体質)なだけであって、

死亡するほどの高用量のカフェイン摂取が無い限り、つらい症状が出たとしても死亡することはないはずです。

コーヒー一杯程度でもキツイ症状が出るのですから、それ以上摂取しようとはしませんからね。

カフェイン中毒で死亡する人とは?

ではカフェイン中毒で死亡する人とはどういう人なのでしょうか。

  • カフェインの摂取量が増えているのに身体症状がそこまで出ていない人
  • 自傷行為で大量にカフェインの錠剤を摂取する人

それぞれ見てみましょう。

身体症状が出ないので気づきにくい

体から「それ以上の摂取は無理!」というサイン(つまりは中毒症状)が出にくいため、大量に短期間でカフェインを摂取できる人は中毒死する可能性があります。

体内の限界点を超えた時、急に重度のカフェイン中毒の症状が出て、

かつ、カフェインの摂取量がその人の体質を超える致死量を摂取していた場合に起こりえます。

実際、最近はカフェイン中毒で救急搬送される方が増えていますが、その中で死亡した方も数名います。

※カフェイン中毒で救急搬送された方のうち、62名が致死量の5g以上のカフェインを摂取しており、そのうちの3名が死亡

自傷行為でカフェインを大量摂取

最初から自傷行為が目的でカフェインの錠剤を大量摂取する方もいます。

ただ、「致死量が5g以上」と言っても、それ以上摂取しても死亡しない方もいます。

また非常にツライ強烈な中毒症状が体と精神に現れるため、

カフェインの大量摂取で自傷行為をした方が「耐えられないくらいの症状が出た。二度とやりたくない」というコメントを残すほどです。

一方、カフェイン過敏症の方は?

カフェイン過敏症の方はカフェインを少量摂取しただけでカフェイン中毒の症状が出ます。

ですが、死亡するまでの量を過剰に摂取することがないんですね。

そういう観点から言うと、カフェイン過敏症の方が一般的な量のカフェインを摂取して症状が出るからと言って、

カフェインの大量摂取はないことから、死亡するということは基本的には無いと言えます。

もちろん一度に大量にカフェインを摂取すれば、過敏体質でない方と同様に、

カフェイン過敏症の方であっても中毒死することはありますので、その点は気をつけるようにしてください。

カフェイン過敏症の人はどうすれば?

基本的にカフェイン過敏症の人は、カフェインを避けて過ごすのがベストな方法です。

体質的にカフェインの代謝が弱いわけですから、無理をしてカフェインを摂取する必要はありません。

また、今はカフェインを除いた食べ物や飲み物もたくさん販売されています。

デカフェのコーヒーやコーラ、ココアやお茶だって今の日本では普通に楽しめます。

デカフェとは

デカフェとは、入っていたカフェインを抜き出した食品を言います。

カフェインを少しずつ体に慣らす対処法

カフェインを少しずつ摂取して体に慣らすという方法もあります。

毎日気持ち悪くならない程度のカフェインを摂取すると、体がカフェインに慣れていきます。

これを繰り返すことでカフェインの代謝能力が少しずつ上っていくことがあります。

暴露療法

体に少しずつ負荷をかけることで、体を慣らす治療法

上記の暴露療法と同じです。

私は以前からコーヒーが苦手でしたが、少しずつ体に慣らすことで普通に飲めるようになったことがあります。

この記事についてはカフェイン過敏症の原因と治療方法【体験談】でまとめています。

カフェイン過敏症の症状が出たときの対処法

さて、長くなりましたがいよいよ本題。

カフェインを摂取してしまってカフェイン過敏症の症状が出たときの対処法について。

じっと耐える+呼吸法がおすすめ

本来であれば、そのまま耐えていればそのうちカフェインも代謝されます。経過を待つというのが一般的な対処方法ですし、正しい対処方法です。

ですが、時間の経過に加えて「呼吸法」を行うことで、少しカフェイン過敏症の症状を抑えることができます。

これは私も実際に行っていた対処法で、即効性があるわけではありませんが、症状が少し軽くなるのでやらない手はありません。

呼吸法で対処!
  1. 鼻から息を吸います(3秒~5秒程度)
  2. 吸ったときの倍の時間をかけてゆっくりと口から息を吐きます

たったこれだけの呼吸ですが、カフェイン過敏症の症状を和らげる効果があります。

ものすごく簡単な方法ですが、この呼吸法は実際に「心と体を落ち着かせる効果がある」呼吸法です。

ではなぜカフェイン過敏症の方にこの呼吸法で効果があるのでしょうか。

呼吸法が対処法になる理由

カフェイン過敏症の方は、カフェインを摂取すると症状が強く出ます。

カフェインには交感神経と呼ばれる「体を活発化させる神経群」を刺激する作用があります。

交感神経とは?

▼交感神経とは、「闘争か逃走の神経」とも呼ばれ、活発な動きを司る神経で日中優位に働く。「緊張モードの神経」

カフェイン過敏症の方はカフェインの代謝が弱く、カフェインに過敏に反応して交感神経が強く刺激されることで、さまざまな症状が強く出てしまいます。

ここで紹介した呼吸法は、交感神経と反対の働きをする「副交感神経」の働きを高める効果が実証されています。

副交感神経とは?

▼副交感神経とは、「休息の神経」とも呼ばれ、体や心を休める神経で夜間優位に働く。「リラックスモードの神経」

カフェインで交感神経が刺激されたのなら、呼吸法で副交感神経の働きを高めてあげることで、カフェイン過敏症の症状を和らげることができるというわけです。

多くの人が呼吸法で対処している

実際、私もこの呼吸法にはかなり助けられました。

もちろん呼吸法で対処したからと言ってカフェイン過敏症の症状が一切消えるわけではありませんし、高用量のカフェインを摂取してしまった場合は、呼吸法でも高い効果を実感することはできません。

ですが、何もせずに症状が落ち着くのを待つより呼吸法を行っていれば、比較的早く症状も治まってくれましたし、症状も幾分軽くなる実感がありました。

カフェイン過敏症で悩んいた時期にいろいろ調べていたところ、同じように呼吸法で対処していた方々が多数いました。

ですので、やって損する対処法ではないと言えます。

その他の対処法は?

呼吸法以外にも水を飲んで対処するやり方を勧めているサイトもありました。

水分を多く摂取して体内のカフェインを早く体外に出すという趣旨で書いていました。

ただ、この趣旨に関して、私は「どうなんだろ~」と思っています。

理由は以下の二つ

  • 水をのむことでカフェインが薄まっても摂取量は変わらない
  • カフェインは肝臓で代謝されて初めて体外に排出される

以上のことから、水を飲むことがカフェインの排出を早めることには繋がらないと思っています

カフェインの解毒は肝臓で行われます。(以下のリンク参考)

カフェイン過敏症の原因と治療方法【体験談】カフェイン過敏症の方が望むこと、それは「カフェイン入りの食べ物を摂取できるようになること」です。 そのため、「なんとかカフェイン過...

『水を飲むことで胃腸が刺激されることで肝臓の働きも活発化し、カフェインの代謝が早く進む』という事実があれば納得できますけど、

そうでないならカフェインの代謝の仕組み上、水をのむことでカフェインの排出は早くなることはないと思います。

水を飲んだら気持ち悪くなった(体験談)

それに、私はこの対処法では余計に気持ち悪くなってしまってました(; ・`д・´)

カフェインで交感神経が優位になっているのに、飲食物を摂取したら余計に気持ち悪くなってしまうのは道理。

余計気持ち悪くなった理由

交感神経が優位になると体が緊張して活発に動ける半面、消化器系の働きは抑制されます。消化器系は副交感神経が活発化したときによく働くことがわかっています

とはいえ、この対処法でスッキリする人もいるかもしれませんので、水を飲むという対処法が完全に間違っているとは言いません。

水を飲んだときの上記の症状は私特有のものかもしれませんから。

水を飲んで楽になるなら飲んでくださいね( ´∀`)

カフェイン過敏症の方全員にカフェイン過敏症の症状抑制効果が期待できるのが「呼吸法」ですので、症状が出て困ったときには是非使ってみてください。